鍼灸整骨院あおてあ|八潮市大瀬

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テーマ: 東海道五十三次の旅

前の投稿 東海道を歩く⑨ 5日目 箱根湯本~箱根宿~箱根峠 | 鍼灸整骨院あおてあ|八潮市大瀬 (aoteabodydesign.com)

2024年3月19日曇り

今日もつくばエクスプレス八潮駅の始発に乗って東海道本線三島駅に向かいます。

グリーン券を買おうとしたら1,550円の料金が表示され…一瞬慌てたのですが座席前のチラシを見て納得。

3月16日より料金改定がされたんですね。まあ今までが安すぎましたね。

朝夕のラッシュ時でない限り隣に誰か座ることもありませんし、150キロまで快適に座っていけると思うと安いもんです。

草加駅から八潮までタクシーに乗ると車で20分の距離でも3,000~4,000円かかることを考えたら…1,550円の追加でで二時間快適に座っていけるのはかなりバリュープライスです。

今までよりも往復で1,100円多くかかりますが、まあ許容範囲ですね。

当然箱根峠には駅はありませんのでどこかの駅からバスに乗らなければいけません。

前回の帰りは熱海駅までバスで行きましたが、時刻表の関係で一番効率が良かったのが三島駅からバスで行くルートだったのでそちらにしました。

8時ごろ三島駅に到着

学生さんや通勤客でホームはいっぱいでした。正直地方って車社会なので電車通勤する人は少ないのかと思っていましたが…

結構、普通にいましたね… 新幹線の駅でもあるのでスターバックスもあり中々都会、八潮はスタバ、タリーズ、ドトールもありませんからね。

バスの時間まで15分あったので駅の立ち食いそばで、かき揚げそばに三島コロッケをトッピング

三島はコロッケも有名だそうです、おいしいジャガイモが採れるんですね。

後で勉強会で知り合った沼津に住んでいる先生に聞いたら、三島は特にジャガイモが名産というわけではなくジャガイモなら名物にできるであろうと無理矢理作った名物とのこと。

味がおいしいので良いです。

元箱根港行のバスに乗ります。こちらも立ち客が出る位には混んでいます。

途中、三島スカイウォークという地元のパチンコ屋さんが経営しているつり橋で沢山人が降ります。

それ以外の方は元箱根の辺りで働いている方々だと思います。

箱根峠で降りるのは私だけでした。時間はちょうど9時

さらば、相模の国、さらば神奈川県

まあ帰りに電車で通過するのですが…

ここからは静岡県、江戸時代の国名では伊豆国になります。

グーグルマップで調べると箱根峠から静岡と愛知の県境湖西市まで東海道で180キロあります!日本橋に行くより遠いのです。

いかに静岡県が東西に広いのかわかります。

すぐに、箱根エコーパーキングという広大な休憩所があったのでトイレを拝借

この辺りは函南町という町になります。

この看板のゴルフ場方面に向かうと旧街道石畳があるのですが…

ここは確か2019年の台風の際に石畳が流されて壊れてしまい通行止めになっているそうで…ストリートビューでも確認できます。

ただ、函南町の役場のホームページでも現在の状況が見つけらず…ネットで調べたら知らずに行って引き返したという人の投稿もあったので当日復旧しているかどうかわからなかったのですが…

今回は三島側からバスで登ってきたので出口を確認したところ、通行止めになっていたので無駄足にもならずに助かりました。※これは2024年3月19日の情報です。

復旧にお金もかかりますし…函南町の町の中とはいえ、下っていくと三島市に入ってしまうためお金をかけて直しても函南町にお金を落としてくれるわけでもないので町としても復旧する経済的合理性がないのかと想像しました。

残念ですがタダで歩かせてもらっている以上文句は言えません。ということでバスで登ってきた国道一号線を下ります。

旧街道の通行止め

ネットで見ると土嚢等が積んであったのできれいな金網が設置されておりました。

接待茶屋、今は何もありませんが江戸時代ではここで軽食などを提供していたそうです。

ここから旧街道に入れます。

箱根旧街道図、現在地の上の赤い部分が通行止めだったところです。

山中一里塚、まさに山の中

かぶと石、なんでも小田原征伐の際に豊臣秀吉がここで休憩し兜を置いたとか、形が兜に似ているからと両方説があるそうです。これも前回お伝えしたとおり、後年おっさんが適当についた嘘が現在に伝わってる可能性もありますよね(笑)言い伝えとか、宗教、変な風習とかって始まりはそんなおっさんの戯言も多かったのではないかと思います。女性の可能性ももちろんありますが…今はジェンダーフリー多様性の時代なので発言には気を付けないといけません。

まあポリコレ、フェミニストが大嫌いなワタクシの本音はどうでもいいと思ってます。こんなブログ読んでる方はそう多くはないと思いますので炎上はしないと思ってます。

三島市を一望できる展望台があるというのでまだ元気なので寄り道。

途中20名くらいの高齢の方々とすれ違います。山では知らない人とでも挨拶をするのがマナーなので挨拶をします。

挨拶を返してくれない方もいますが、シャイなのかもしくは耳が遠いか挨拶をする余裕がないくらい疲労していると思いますのであまり気にしてはいけません。

曇りで残念ですが、今来たばかりでこれから向かう三島市の素晴らしい景色。

旧街道に戻ります、先ほどすれ違った方々に追いついてしまいました。

気を使わせては悪いので広いところですみませんと言いながら追い抜きます。そうしたら白髪の宮崎駿さんをシュッとさせた様なさわやかな年配のガイドさんから「東海道を歩いているんですか?どこまで行くんですか?」と聞かれたので「今日は原宿まで行きます、最終的には京都の三条大橋を目指しています」と言うと「何泊で行くんですか?」と聞かれたので「休みの度に来て再開しているので何日かかるんでしょうね~」と答えておきました。

こういうコミュニケーションて良いと私は思っています。日本人てたまたま居合わせた他人と話をするのが下手な人が多い民族だと思います。

欧米人て滅茶苦茶うまい。私がいたニュージーランド人も知らない人でも滅茶苦茶フレンドリー。

海外の方に日本人はとても親切のように言われる事がありますが、何故か外国人にはできるんですよね。相手が上手いからなのか、もしくは外面だけは良い人間が多いのか。

アメリカや欧州などは多民族国家が多いので私は敵じゃないよという意味で、街中ですれ違う際やエレベーターで一緒になって目が合うと微笑むという説もありますが…

日本人ももう少しコミュニケーションが上手くなった方が良いと思います。国際線の飛行機なんかに乗ると下手したら10時間くらい隣で過ごすのでお互いに過ごしやすいように私は必ず挨拶をするのですが、日本人にはたいてい「はぁ…」みたいな対応されることが多いです。

「別にお前と友達になりてえ訳じゃねえし、このコミュニケーション下手が!」と心の中で罵っております。※もちろん紳士的にはふるまいます。

マンションなんかでも挨拶できない人とか、車を運転していて交差点で出くわした歩行者や自転車の人とかアイコンタクトすらできない人が結構います。

コミュニケーションはいらんもめ事を減らせたり、安全に過ごすために大事だと思うんですけどね。

ご近所トラブルとか電車内のケンカとかコミュニケーション下手が起こす事が多いのだと思います。

登山道の出口には農家らしき民家があり、そこを抜け横断歩道を渡るとまた街道が続いています。

埋もれていた石橋がありました。1995年平成7年に発掘されたそうです。

この辺りは崖上が国道の為…コンビニの弁当箱やペットボトルなどが散乱しています。

恐らく上からドライバー達が谷に捨てるのだと思われます、残念なことです。

いつものようにゴミを拾いながら歩きますがさすがに全部は拾えませんでした。

立派な木々、何メートルくらいあるんだろう。

また、道路にでると山中城址跡にでました。色々堀の跡等あるらしいのですが…時間がないので少しだけ見て退散。

ここ山中城は有名な豊臣秀吉の小田原征伐、小田原攻めの舞台の一つ。

北条氏政と豊臣秀吉の関係が悪化すると小田原城の西の防衛の為に山中城を改修していたそうですが間に合わず6万8千人の軍勢に攻められ半日で落城したそうな…

3千人で対抗したそうなので北条方は2千人が討ち取られたそうです。太平な日本に生まれてよかった。

自分が北条方の将兵だったらかなり嫌ですよね、山の中に逃げてしまいそう。そんなのがバレたら一族郎党に迷惑がかかりそうですしそれも許されぬ状況なんでしょうが…

夜に来たら亡くなった将兵達の霊が出てきそうですね、成仏しているといいけど。

小さい神社があったのでお参り。

きれいに整備してあります。

 

この辺りはバスで登ってきた旧道になります。民家が並んでおります。

魔女の宅急便のジジのような黒猫

この先が山中城址跡の駐車場がありました。駐車場にトイレがあったので拝借。

峠は寒かったのですがこの辺りになると気温が上がってきたのでユニクロの極暖からスウェットのパンツに履き替え。

お蕎麦屋さんも併設しておりました。

ここから先もきれいな石畳、これを保全するために沢山税金を使っているんでしょうね。ありがたいことだ

再び通りにでるとドラゴンキャッスルという巨大なアスレチックがありました。まだ午前中で平日なので閑散としております。

明日は祝日なので賑わうのでしょう。

バイパスに突き当り横断歩道をわたるとまた旧街道に入ります。

事前に色々調べたところ三島側は小田原側に比べてなだらかそうだったのと、三島から先は平地になるので登山靴は履かずにアシックスのランニングシューズゲルカヤノで挑んでおります。予想通りでしたが三島の石畳はかなり気合が入っていて良いつくり、ところどころコンクリートで固めた上に石畳が置いてあります。大変申し訳ないのですが景観はかなり良いのですがかなり歩きづらい(笑)

バイパスの上に架かる橋にも石畳、非常に歩きにくい。

この辺りは無法者が訪れにくい場所なのでゴミなどは全くありません。

怠惰な人間が簡単にアクセスできる道路沿いや大きい駐車場などはゴミが沢山落ちていますね。

残念ながら終日富士山には雲がかかっておりました。

再び国道に架かる橋、ただ歩くだけの歩道にも手を抜かない静岡県。

リニアモーターカーも早く通してもらいたいものです。

下っていくと三島スカイウォークが見えました。写真右側にはタダで景色は見させんとばかりに塀で覆ってあります。

お金をかけてつり橋をかけたわけですから当然でしょう。

最近どこの観光地に行ってもある、その場所の地名などを模した英語のサインの前で映え写真を撮る人々。

ここまで来ると畑が沢山あります。三島側は日当たりが良いので農地が沢山ありますね。

小田原側はどうしても日陰になってしまうので苔が生えて昼間でも鬱蒼としておりますが、三島側はとても明るい。

日が当たるのはとても良い事で、緯度の関係で日に当たらない事が多い北欧の国々ではうつ病になる方も多いんだとか。

欧米人てオープンテラスのカフェなどで飲食をすることが大好きなのは短い日照時間を有効に活用する術なのでしょう。

夏が短いニューヨークでも夏の休日には沢山の人々が野外に出ていた事を思い出しました。

修善寺方面

畑の間にも石畳

ここを下ると下長坂、通称こわめし坂と呼ばれる急坂になります。

なんでも現在では12パーセントの傾斜だが、昔は20~40パーセントの急坂であったそうで背負った米も人の汗や蒸気で蒸されて強飯こわめしになった事からその名がついたとか。

幸い下りなので肺に来る辛さはありませんが、大腿四頭筋や足裏の前方に多大な負荷がかかります。

ここでのダメージが今日の旅を苦しめる事になります。

こわめし坂をしたから臨む、すごい坂だった。

ここからは緩やかな下り坂になります、またバスで登ってきた旧道に沿って歩きます。歩道が狭いので家々から突き出ている植物が顔や体に刺さるので注意が必要です。

のどかな風景

分かれ道があったので地図を見るとやはり旧街道、地元の方々が植えたお花がきれい。

時雨坂というそうで、公民館、小学校、幼稚園がありました。

何故か振袖を来た女性たちが小学校の校庭にいました、小学校の卒業式なら親が振袖を着ることもないと思うのですが…

親というには若い感じだったので謎でした。

 

階段を降りていくとまた道路に出ます、そしてさらに進むとまた石畳の旧街道がありました。

今見てみると似たような写真ばかりです(笑)

でもどこも絵になる素晴らしい場所がたくさん。

静岡と言えば柑橘類、民家の軒先にも立派な実がなります。

これだけ日当たりが良いので名産になるのも頷けます。

伊豆フルーツパークまで戻ってきました。

温室などで育てられているフルーツを狩ることができるみたいです。この辺りまで来ると坂もなだらか

歩いていくと新しめの高速道路が… 三島塚原インターチェンジ

調べてみると沼津から修善寺の先までつながっている伊豆縦貫自動車道というそうです。小学生の時に修善寺、西伊豆を訪れた時は当然下道だったので便利になったもんだ。

立派な松並木

ここは歩道にも石畳が敷いてあります、とても歩きにくい。

スーツさんはここに電動自転車で突っ込み断念していましたね(笑)

富士見ヶ丘というだけあって富士山が見事に見えます。関東にも富士見台とか富士見という地名はいたる所にありますね。富士山はそれだけ日本人にとって特別な山なのでしょう。

錦田一里塚など歩道はとてもお金がかかっている感じがします。三島市は財政が豊かなんでしょうね。

この辺りで小田原で別れた東海道新幹線と交差しますがトンネル区間なのか全然気が付きませんでした。鉄道は山を越えられないので、小田原から熱海の方を回って函南町などトンネルをくぐってくるんですね。

もちろん最短距離は私が歩いた箱根路になります。

ローソンとガソリンスタンドが併設されているところでトイレを拝借。

ここから旧街道は1号線と離れ再び住宅街を行きます。

旧東海道踏切、行きと帰りにもお世話になるJR東海道線。

住宅街を歩いていきます。山田川を渡ります、地方に来ると思うのですが河川の水が透明できれい。

東京郊外に住んでいると川は濁っているものというのが当たり前ですが、本来これだけきれいなんでしょうね。人口密度が違うんでしょうね、あとは富士山からの雪解け水が絶え間なく流れているから淀むこともないのでしょう。

ロンドンのテムズ川なんかも水道事業が民営化され経営難で浄化が間に合わず汚染が進んでいるという話がありますが…日本も同じように民営化していったら同様の事が起こるのかもしれません。

民間企業は利益を出さないといけないので民営化も良し悪しなようです。

 こちらは大場川これを渡ると三島宿、東海道11番目の宿場町となります。

三島大社前、ちょうど浮世絵にも描かれていますね。似たようなアングルで取りたかったのですが道路の反対側に行く時間も体力も惜しいのでしませんでした。

せっかくなので三島大社を参拝、結構人がいます。

本殿には行列ができています。

にも関わらず前の夫婦や中年女性の二人組がが長々と手を合わせています… どこの神社仏閣にもこういう人っていますね。何かお願いする事が沢山あるのかもしれませんが、後ろの行列を見て早く切り上げよう他人に配慮しない人にご利益なんてないと思うんですよね、と他人を蔑んでばかりいる私にもご利益は無さそうですが…

私は旅をさせてもらっている事、家族の安全に感謝祈願し秒で参拝を終わらせます。

気を取り直して、楽しみでもあった三島のうなぎを食します。

お店は門の横にあるひいらぎさん。三島には沢山のウナギ屋さんがありますが、こちらは口コミも良かったのでここにしました。

うな重上、3,800円 私はちゃんとしたウナギ屋さんでウナギを食べた事がなかったのでめちゃくちゃおいしかったです。

このお店の山椒もさわやかな辛さでとてもおいしい。お土産で買いたかったですがケチマインドが発動し何故かやめました。

伊豆箱根鉄道駿豆線の広小路駅、駿豆と書いてすんずと読みます。 駿府の駿と伊豆の豆ですかね、三島と修善寺を結んでいます。

広小路とは全国至る所にありますが、読んで字のごとく広い街路の事。こちらはモータリゼーションによって国道や高速道路の整備により広い道ではなくなりました。

アニメラブライブのラッピング電車でその界隈には有名、せっかくなので見たかったですがローカル線で頻繁に運行しているわけではないので見るのは断念。

この手前の源平川沿いに、三石神社と時の鐘という観光名所がありましたが…桜家という有名なウナギ屋さんを待つ人で溢れていた為撮影はしませんでした。

ここから先は旧街道にありがちな歩道がないのに交通量がそれなりにある道になります。

常夜灯があります、この辺りが京側の見附になるのかもしれません。

ここで少し寄り道、柿田川湧水公園。東洋一と言われる富士山の湧水ということで見ないわけにはいかないでしょう。

ランチを食べてから左足第二指の付け根が痛かったので小石でも入ったかと思い、手前の運動公園のベンチで靴を脱ぐと石は入っておらず靴下を取ってみると見事な水ぶくれが…

箱根の急な下り坂を降りるのに指先接地をしていたつもりができていなかったようです、靴だったのでいつもの五本指ソックスではなく業者さんにいただいた新品のスポーツソックスがタイトで慣れていなかったというのもあったかもしれません。初日以来の水ぶくれ、当たらないように親指に力を入れます。

公園内にある第二展望台から湧き水を見ることができます。かつて製紙会社で使われていた井戸だそうです。めちゃくちゃ美しい、ずっと見ていられます。

飲んだらおいしいんでしょうね、現在も生活用水として使用されているそうです。ここももちろん投げ銭禁止です。

小さいお孫さんを連れたおばあちゃんが手すりの上に乗って孫と一緒に井戸を撮っていましたが…落ちたらどうするんだろうと思っていると…

「お母さんやめて」と娘さんが止めていました。そりゃそうだ、婆さんが落ちて死ぬのは勝手だけど知らない所で子供が真似して転落したらどうするんだ。

そもそもこんな素敵な場所で婆さんが死んだと曰くが付いたらたまったもんじゃない。

老いては子に従えと言いますが娘さんがまともな大人に育ってよかった。

年を重ねても物事の分別が付かない人間はいるものです。

第一展望台に行くとこちらも綺麗、水底の砂地からこんこんと湧き出る清水。この辺りは駿東郡清水町と言います、まさに名は体を表す。

静岡で清水というとちびまる子ちゃんで有名ですがそちらは静岡市清水区(旧清水市)となりここからは結構離れていますので別の自治体となります。

私の写真の腕前でそれを伝えることができず残念、是非現地に行かれてください。

国道を西に進み、東海道に復帰。

護岸工事をしている黄瀬川を渡ります。

交通量が多い県道を行くと旧街道の分かれ道が…

この辺りは退屈な住宅街…奥に見えるのが狩野川のコンクリートの塀。

と思っていると一里塚が… 左側の石は玉砥石と言って玉を磨いていたそうで、玉とは恐らく宝石のようなものかと思います。大昔西暦930年頃からあるそうで大変古いものだそうです。

また県道に戻り再び旧街道への分かれ道、川廓通り。廓くるわというと遊郭などを表す隠語ですが、城壁など壁という意味が本当だそうでこの先の右側の広場が沼津城跡ということでここでは城壁という意味ですね。遊郭では売られてきた遊女が逃げ出さないように壁で囲っていたので廓と呼ばれていたんですね。勉強になった。

この北側がJR東海道本線沼津駅。お城は二度の大火に見舞われ、空襲により壊滅しお堀も埋められてしまったため現在ではその存在を留めるものはほとんどありません。

知らないうちに沼津宿にはいっていたようです、日本橋から数えて12番目の宿場町です。伊豆の国から駿河の国に入りました。

狩野川ですね、同じ場所を歩いてきていますがコンクリートの塀で遮られているため川自体はそんなに見えませんでした。水害から街を守る為には仕方ないですね。

送別会帰りなのか卒業式なのかホテルから花束を持った年配の男性とスーツ姿の女性達がでてきました。

もうそんな時期ですね。

地方都市にありがちなシャッター商店街… 広大な駐車場を完備した郊外型ショッピングモールにお客さんが流れてしまうんでしょうね、地方都市はこういう光景をよく見かけます。

京側の見附は恐らく過ぎたと思われますのでここで千本松原沿いを歩こうと思い、海側に抜けます。

これは千本どころの松ではないですね…実際は狩野川河口から田子の浦まで約10キロの間に30万本以上植えられているそうです。

飛行機から見ることができます。ここは地域の農民の方々が風や波から農地や住居を守る為に松を植えたそうです。

修善寺や深海水族館側を望む、素敵な場所です。

ここは昭和の時代からコンクリートの堤防が築かれその上がサイクリングロードになっており車は入ってこれません、散歩している方や自転車の方々がおります。

東海道は時代と共にルートを変えており海沿いを歩いている時もあったみたいです。

北条水軍と武田水軍の海戦が行われた場所でもあります。

江戸時代の人々も天気が良い日は海沿いを歩いたのではないかと思います。もうすぐ16時先を急がねば、段々肌寒くなってきました。

すごい松の数 風で松の形がリーゼントのようになっています。

駿河湾は物凄く深くなっておりとても良い漁場になっています。夕飯には少し早いですがせっかくなので沼津の海鮮を食べたくなり千本街道沿いにあったこちらの回転寿司へ。

丸ビルや羽田空港そしてなんと流山おおたかの森にも支店があるそうですが、現地でなければ食べられないネタもありそう。

とてもおいしかったです。

「沼津魚がし鮨」グループ|港直送の新鮮・でかネタの流れ鮨、宅配寿司 (uogashizushi.co.jp)

ここから原駅までは3km、足の痛みに耐えながら進みます。

13番目の宿場町原宿に到着です。 原宿はとても小さい宿場町なのでそんなに見るところもないみたいなのですが、白隠禅師という有名なお坊さんが生まれた地であります。

「駿河には過ぎたるものが二つあり、富士のお山に原の白隠」とうたわれていたそうで。千本松原といい駿河の人々は控えめで謙虚な方が多いのでしょうか、駿河はとても素敵な場所なのでもっと誇っても良いと思うのですが…

白隠禅師は江戸時代には既に廃れていた禅を江戸時代風にアレンジして広めた方だそうで、禅は今や一部の外国人にも親しまれている事を考えると禅を現代にも伝えた功績がある偉大な方だったんですね。私の大好きな沢木耕太郎さんの旅行小説、深夜特急にも外国人に禅とは何か?と聞かれた場面があり…禅とはbeing on the road途上にあるものだと思うと答えていましたね。グーグルで調べると禅とは古くからインドで行われてい精神を一つの対象に集中し真の姿を知ろうとする修行法とあります。

沢木耕太郎さんの解釈も素敵ですよね、さすが作家さん。

疲れと暗さで白隠禅師の墓所がある松蔭寺を通り過ぎてしまい戻る気力も体力もなかったので交差点を撮影、白隠生誕地前。修業が足りないワタクシ。

原駅に到着、時刻は18時ちょうど熱海まで行きそこから上野-南千住ー八潮と乗り換え21時30分過ぎに自宅に到着。

段々遠くなってきました。

2024年3月19日 箱根峠~三島宿~原宿

29.32㎞ 7時間22分

当日の総歩数総距離49,014歩 35.53km

八潮-秋葉原 471円

南千住ー八潮 335円

秋葉原-三島 原-南千住 2,410円 青春18きっぷ利用

往復グリーン券 3,100円

三島-箱根峠 バス 1,090円

立ちそば 530円

うなぎ3,800円

回転寿司 忘れました(笑)

計11,736円

総計48,985円

 

足のケアはシックスパッドパワーガンでも行っております。先日もお客様にご注文いただきました。

弊所でお試しいただけますのでぜひご利用ください。

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