秋晴れのいい天気ですね~
今日は旧車での事故に対する扱いです。
ケータハムスーパー7
昔の車をキレイに乗っている方も多いと思います。
手に入りにくいパーツを手に入れたり、古い車は総じて維持費にお金がかかるものです。
旧車に乗っていて交通事故の被害に遭った際に度々問題となるケースがあります。
保険会社の車両保障は、同じ年式同じ車種の市価によって決められます。
基本的には通称レッドブック(オートガイド価格月報)というものを基準に決められます。
例えば、修理に50万円ほどかかってしまってもその車の市価が20万円だとすると
20万円しか保障されない…というケースです。
法律的には、修理に50万円かかるなら20万円の別の中古車を買った方が合理的でしょ?という論理なのです。
古い車を大切に乗っていくという考えはなく、車はただの移動手段であり消耗品という扱いなのです。
これは車を愛する人は納得いきません、そこで保険屋さんともめる訳です。
車に愛着もあり高いパーツを付け替えて維持費もかけて大事に乗ってきた車を中古車の相場にあてはめて賠償をするとはけしからんというのは心情的には理解できますが…
判例からして保険屋さんに基準以上を請求するのはかなり難しいと思います。
自衛策としては
①自分でいくつかの損保会社から販売している修理限度額まで払ってくれる車両保険に加入する。※弁護士費用特約もつける
②自動車の購入費用や、パーツ代、修理費や同じ年式の同型車の価格を把握しておき交渉の材料にする。
③保障されない修理代の部分は加害者に支払ってもらう。
といったところでしょうか
特に③に関しては注意が必要です。
感情的に加害者につめよると、逆に脅迫罪で訴えられる可能性もあるからです。
加害者は任意保険に入っていれば、大体は対人対物無制限という保障になっているので全て保険でまかなえると考えているからです。
ですが、相手も同じ人間なので丁寧に話し客観的に自分の車の価値が証明できるものをもって説明すれば払ってくれる可能性もあります。
事故は基本的にもらい損です…
威勢良く、新車の外車でも買わせてやれなんて言う方もおりますが…
まず無理だと思います…
被害者になった場合は感情的にならずに、多少損をしてもベストな道を模索した方が賢いかもしれません…