先月、友人が股関節から大腿外側が冷えたり痛いという訴えが…
治療後は緩解するものの、すぐ元に戻ってしまうとのこと
坐骨神経痛を第一に考えますが…
冷えるというワードが気になったので閉塞性動脈硬化症等の可能性も考え…
3回施術後に整形外科への対診をおすすめしました。
MRIの結果により腰椎2~3のヘルニアの診断。
腰部のヘルニアは腰椎4,5番、仙骨の間が圧倒的に多く上位腰椎のヘルニアは大変珍しいです。
ヘルニアとは主に頚部や腰部に起こりやすく簡単に言うと首の骨腰の骨の間にある椎間板というクッションがつぶれ中身が飛び出て神経に当たりその支配領域にしびれ、痛み等の症状がでる事をいいます。※鼠径ヘルニアもありますがここでは割愛します。
是非画像を見てみたいものですがヘルニアと一口に言っても色々な出っ張り方があり、神経にどのように当たるかという違いで症状も変わってくるのです。
逆に言うとヘルニアでも神経に当たっていなければ症状が出なかったりもします。
ちなみにレントゲンだけでは正確な診断ができないので、軟部組織が写るMRI診断をおすすめします。
当院では原因が不明瞭なものに関しては積極的に医師の診断を受けるように伝えます。
なぜなら徒手検査等である程度の予想はできるものの、確定診断は出せないからです。
病院は治療をしてくれないから嫌だという方もいますが、どちらが良い悪いではなく使い方なのです。
画像診断で原因がわかればこちらの治療の精度も上がりますので、積極的に紹介状を作成いたします。
その後はその部位をターゲットに鍼灸をしたり、トレーニングやストレッチの指導、とってはいけない姿勢の指導をし症状の軽減に努めます。