ラグビー日本代表、先日のサモア戦 圧勝でしたね!!!
なんだかもう世界の強豪国の仲間入りしたような気分になります。
ワタクシがラグビー経験者ということを知っている患者様や知人らに、日本強かったね!と言われると自分の事のように嬉しくなってしまいます。
ですがそれと同時に言われることが多い『外国人多いよね~』という発言
悪気があって言っているのでは無いのはわかります、サッカーや他の競技の代表等を見ている人にとっては違和感があるのでしょう。
ですが…これはラグビーの独自のルールなのです。
国籍主義のサッカー等の国代表と違い、ラグビーは所属協会主義を掲げています。
ラグビーのルールでは該当国のパスポート(国籍)を持たずとも、その国に3年間住めば代表選手になることができる、というもの。他にも、当該国で生まれるか、祖父母または両親のいずれかが当該国出身者でも、その国の代表選手になれる。
ここに違和感を感じるのでしょうね~
又日本は島国で、ほとんどの人間が黄色人種なのでそこに白人や南国の人達が入ると目立つということもあるのでしょう。
あともう一つの要因としては、日本では長らく野球が人気スポーツでした。
外国人選手というと助っ人的な感覚が根強いのだと思います。
外国人選手は筋力が強いので、速球投手やホームランバッターとして活躍することが多いです。
又、何億も年俸をもらいながら、本気でプレーせずに球拾いだけして帰国した元メジャーリーガーなんてのもいますからネガティブに感じるのでしょう。
ワタクシが国籍至上主義の方に言いたいのは…植民地の関係等で移民が多い国では同じ国の代表に様々な人種の人間がいる事は特に陸続きの国では当たり前の事です、またお金で選手を集めて国籍を変えさせる国もあるのです…
国籍主義を批判するわけではありませんが、必ずしも国籍主義が完璧なシステムでは無いのです。
これだけグローバル化が進んだ世界において、人種が違うから助っ人的な目で見るのは時代遅れなのではないかと思います。
そこを突き詰めて議論してしまうと、ハーフの方はどうなるんだという不毛な議論になりかねません。
日本代表を彩る『外国出身選手』の異色な経歴
こちらを見てみるとわかるように、外国人選手がいるのは日本だけではありません。
トンガ、フランス、スコットランド、サモアなどは日本よりも多くの外国人選手が所属しているのです。
確かに世界トップレベルと戦う為に、規格外の体格とパワーを求められる6,7,8の選手に黄色人種の日本人を置けないという事情もあります。
ですが、日本代表の試合を見ればわかると思います。
ただの助っ人感覚やお金の為だけならばあんなカラダを張ったプレーはできません。
ワタクシは試合前の国家斉唱の場面で、泣きながら君が代を歌う選手をガイジンなんてとても言えません。
日本生まれでなくても、国籍が違っても日の丸を背負って日本代表のジャージを着て命を懸けて戦っている人達がいるのです。
それをわかってもらいたいなぁと思います。
次のアメリカ戦を勝利しても、決勝トーナメントに進めるかわかりませんが…
最後まで応援したいと思います!