骨盤が正しい位置にない方が多いです。
一般的に骨盤が倒れている後傾型の人はふんぞり返って座る男性に多く、骨盤が前向きに傾く前傾型は女性に多いです。
前傾型はそり腰になるのでそちら呼称の方がピンとくる方も多いと思います。
ただ…女性はそり腰を嫌がるので座り姿勢は後傾していることが多いです。
骨盤は前でも後ろでもなく立てるのが正解
これを指導すると「腰が反る」と言ってくるかたが非常に多いです。
そういう方は背中も丸まっているので、頭が前方に突き出していて頚肩こりの症状を訴えてくるんですね。
根本から治すには、骨盤も施術しなければいけないので正直言って部分治療コースではまかなえない事が多いです。
ですので姿勢も正していきたい場合はベーシックコースをおすすめ致します。
また、反り腰は鍼治療だけでは改善しません。
もちろん、筋緊張を緩和し自律神経の乱れを整える事はできますが…
根本の姿勢の部分を改善しないと元に戻りやすくなります。
当院では普段の姿勢、トレーニングをしていくことにより治療が必要なくなる状態を目指します。
12月に入りました、年の瀬になると訃報が増える気がします。
先日、お世話になったラグビーの先輩の先輩が心筋梗塞で亡くなりました。恐らく50歳か51歳だと思います。
ラグビー関係者なら誰もが知る高校大学卒というスター選手で、私の高校恩師の先生と高校、大学の後輩という事もあり色々話をしていただきまいした。当時は大手広告代理店に勤めていらっしゃるとおっしゃってました。
開業前にその先輩の院に見学に行った際、施術させていただきその後食事をご馳走になりました。
色々開業前の話も聞いていただき、私の心構えを厳しく指摘していただき最後は頑張れよと言っていただきました。
その後、「あいつ大丈夫か?」なんて気にかけてくださってたそうです。
開業直前だったのでちょうど10年前の話です。
またお会いしたっかったですが、非常に残念です。
実は、私もですがここに出てくる人は全員フロントロー(プロップ)の元選手なんですね(笑)
プロップとはスクラムの最前列でプレーする人間で、現役選手で言うと笑わない男稲垣選手や具選手、イシレリ選手と言えばわかると思います。
体重が重要なポジションでもあるので他のポジションの選手と比べ横が大きく、体を大きくするために合宿中などは沢山食べさせられます。
プチ相撲部屋みたいな感じかもしれません。
特にラグビーのようなコンタクトスポーツをやっていると食べるのが練習の一部という事もあり…
引退してもその食欲がなくなりません。
またラグビー繋がりでおいしい物やお店も沢山知っているのでグルメな人も多いです。
学生時代の運動量を保てれば良いのですが、実業団チームに入るような方を除いてはほとんどの方がいきなりスーツを着てオフィスで働いたりしだします。
これは太るんです。私は現役の大学時代体重が95キロでしたが、サラリーマンをしているころは体重も110キロほどになりました。
健康診断のたびに血圧、血糖値、中性脂肪、肝臓の数値で引っかかり当時のかかりつけ医にものすごく怒られました。
タバコをやめ、普段飲む飲み物は無糖のコーヒーお茶水に替え、食事を減らして減量しました。
今も週二回のウエイトトレーニングと一回のアームレスリングそれ以外の日にジョギング※散歩?も始めましたのでほぼ毎日運動をしています。
私はそんなに高いレベルでラグビーをしていたわけではありませんが…
高校大学とスター選手だった方達に限って…運動していない事が多いです。
高血圧、糖尿病…本当に多い。
寮生活で死ぬほどラグビーの練習をやったから、一生分運動したよという方もいます。
穿った見方をすると…過去の思い出話や昔話が好きなんですね。
ただ、私はそういう方達を見て思うのです。「大事なのは今ですよね?」と
私は人に言えるようなラグビー人生じゃなかったし、大学、ニュージーランドでラグビーをやっていたとはいえただ好きだから自分で行ってやっていただけなので誇れる物もありません。
でも、今も動ける運動しているという事の方がはるかに大事なんですよね。
亡くなった方を悪く言うのは気が引けますが、正直ものすごく太っていましたし各種数値も高かったと思います。
昔は大学ラグビーのスターでも、端から見たらただのものすごく太った不健康なおじさんです。
過去の栄光も良いですが、健康をキープしないと良い仕事もできない子供の成長を見守る事もできない。
親としての責任を果たせないまま亡くなる事になります。
40過ぎて思うのは、健康は宝だということ…
身体が健康でなくてはいくらお金があっても楽しくないでしょうし、逆に言うと身体さえ健康ならお金がかからなくても楽しくできる趣味なんて沢山あるし楽しい人生が送れるはずです。
アスリートは内臓が強い事が多く、だからこそ筋量も増えやすいです。
ですがなまじ強いばかりに、暴飲暴食を続け死に至るまで気づけない気づこうとしない傾向があります。
酒や糖質、脂質、タバコは違法薬物ほどではないですがそれでもかなりの依存性があります。
なのでストレスのはけ口を酒や食などに求めるのではなく運動して発散するのが健全かなと思います。
元アスリートなら必ずできるはず。
私も施術者として、患者さんの生活習慣病を改善するために全力を尽くしています。
でも治療だけでは無理なので一人でも多くの方の意識が変わるよう努力して行きたいと思います。
最後に亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。