あっという間にゴールデンウィークが終了しました。
遠方にお出かけの方も多かったのではないでしょうか? 空港や行楽地の楽しそうな映像がニュースで流れる一方、痛ましい交通事故のニュースも沢山ありました。
家族連れの車にトラックが衝突したり、若者が暴走したり、駅前の繁華街に車が突っ込む事故なんかもありました。
現実問題車や人が動く限り事故は無くならないと思いますが、皆が注意することにより減らすことができるのではと思います。
最近の交通事故のニュースの中でもショッキングだったこの事故について考えたいと思います。
自転車の女性が車と接触し転倒 おんぶの赤ちゃん死亡
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160506/k10010510791000.html
これは大変痛ましい事故でした、記事によると…
6日午前、東京・国分寺市で自転車の女性が乗用車と接触して転倒し、おんぶしていた生後7か月の赤ちゃんが頭を強く打って死亡しました。
6日午前10時ごろ、東京・国分寺市東戸倉の都道で、近くに住む山田文栄さん(33)が自転車に乗って道路を横断していたところ、左から来た乗用車と接触して転倒しました。
警視庁によりますと、山田さんは息子で生後7か月の駿成ちゃんをおんぶしていて、駿成ちゃんは転倒した際に頭を強く打って病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。山田さんも軽いけがをしました。
現場は横断歩道のない片側一車線の直線道路で、これまでの調べによりますと、自転車は信号待ちをしていた車の間をすり抜けて横断しようとしていて、センターラインを超えたところで乗用車と接触したということです。
警視庁は乗用車を運転していた狛江市の介護士、飯塚亜紗美容疑者(25)を過失運転傷害の疑いで、その場で逮捕し、事故の詳しい状況を調べています。
※NHK NEWS webより引用
ネット上では主に子供を抱っこして自転車に乗ることの可否をめぐって議論がなされているようですが、ワタクシはそこはポイントが違うのではと思います。
もちろん無くなった赤ちゃんとお母さんは気の毒ですが…
横断歩道もない道路でしかも信号待ちの車の間をすり抜けていったという行為は、まさに自殺行為だと思います。
ましてや子供を乗せていたのにも関わらず無謀過ぎます。
自転車に乗っていなくても歩いて子供を抱っこして同じ行動をすれば、事故に遭う確率は高いわけで。
ドライバーだけではなく、自転車や歩行者に交通ルールを周知させることが大事なのではないかと思います。
自動車の速度違反や一時停止無視を張り込んで捕まえるのも抑止力があるのでしょうが、自転車や歩行者にも違反者には反則金を課して取り締まりを強化した方が効果的だと思います。
ぶつけてしまったドライバーは、このような事から減刑されるとは思いますが前方不注意を指摘され死者をだしたということで刑罰が下るのは確実です。
普通に直進道路で運転をしていて、反対車線の渋滞の車列の中から子連れの自転車が飛び出してきたら…
避けることは難しいと思います。
ドライバーの方もこのことを一生背負って生きていくのだと思うと、やりきれない気分になります。
ワタクシも毎日運転するドライバーとして、危険な自転車と毎日のように遭遇します。
平気で右側通行してきたり、一時停止無視で交差点に飛び出す、信号無視で突っ込んでくるなど日常茶飯事です。
世のエグゼクティブの中には自分で車を運転しない方がいるそうですが、気持ちがわかります。
ドライバーは常に不利な立場なので、こんなリスクがあるものを運転したくないという事なのでしょう。
街にでたら、誰しもが危険にさらされるのでその危険から身を守るために皆で交通ルールを遵守していきたいものです。