当院はゴールデンウィーク期間中も診療致します。
※祝日の診療時間は10:00~18:30となっております、尚5月5日こどもの日は木曜日のため休診となります。
さて、大型連休中ということで学生さんや子供達のスポーツ大会等も多いのではないでしょうか?
先日朝のニュースを見ていたら気になる話題が…
アメリカの大学女子サッカーチームのキーパーが相次いで悪性リンパ腫の診断を受け…
人工芝のクッションに使われるゴムチップが健康を害する恐れがあると指摘されています。
人工芝のグラウンドに立った事がない方に説明すると…
人工芝は、芝生のパイルの部分の隙間に廃タイヤを砕いた細かいチップが沢山入っており転倒によるケガのリスクを減らしているのです。
キーパーが罹患することが多いというのは、他のプレーヤーと違いグラウンドに倒れ込むセービングをするようなプレーが多いからだと思われます。
タックルされて倒れる事が多いラグビーも危険ですよね。
逆に、滑り込む事がそんなに多くない野球や、ラクロスなんかは吸い込むリスクは少ないと思われます。
ネットでもニュースになっていました。
http://www.j-cast.com/healthcare/2016/02/27259728.html
昨今、日本の学校のグラウンドも人工芝のところが多くなってきました。
母校のグラウンドも人工芝になっておりました、ワタクシの頃は土でした。
見栄えが良い事に加え、天然芝と比べて維持費が格段に安いことから導入されているようです。
ラグビーでも20年ほど前から見かけるようになり、今や当たり前になりました。
ワタクシは人工芝のグラウンドでプレーしたことはありませんが、10年ほど前トレーナーとして訪れたD大学のグラウンドで初めてラグビーの人工芝のグラウンドに立ちました。
興味津々で、触ってみると黒いゴムチップがあったのでその時に「これタックルされて倒れた時に、肺に吸い込んでしまうのでは?」と不安になりました。
ワタクシの不安が的中した形になってしまいましたが…
日本でももしかしたら…選手に被害が出始めるかもしれません…
早急に、調査を進めて対策してもらいたいものです。
そんなグラウンドでプレーをする選手達が気の毒なので…
また、人工芝は当院に通院する患者さんを見ていても硬い人工芝でプレーをした選手の膝や腰に負担がかかりやすい印象があります。
滑り込んだ時に腿等にやけどをおうことも多々あります。
この辺りもメーカー側には対策をしてもらい、導入する学校、自治体もしっかり調査するべきだと思います。