鍼灸整骨院あおてあ|八潮市大瀬

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テーマ: スポーツ, トレーニング

高校生レベルの部活動でもウェイトトレーニングを補助として取り入れることが当たり前になりました。

 

昔は補強なんて言い方してましたよね(笑)

 

YouTubeなんかでも一流の人の情報が簡単に手に入るようになりました。

 

ただ、何か競技をやっていてウェイトトレーニングを取り入れている生徒、学生の話を聞くと首をかしげる事もしばしば…

 

先日聞いた話では高校生のある競技をやっている子が、スナッチのMax測定をして肩を脱臼したという話…

 

スナッチというとあまり馴染みがないかもしれませんが…

 

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床からバーベルを引き上げ、頭上に持ち上げるトレーニングです。※写真は厳密に言うとスナッチではありませんがイメージとして

実際はバーベルは頭より後方に位置します。

 

重量挙げ、ウェイトリフティングの競技の一つですね。

 

三宅宏実選手のスナッチなどの動画や画像がわかりやすいかもしれません。

 

これ、めちゃくちゃ難しいんです。 ワタクシもできません(笑)

 

肩や股関節の柔軟性もないといけませんし、危ない時は後ろにバーベルを落とすためゴムのカバーがついたプレートと落としてもいい床(プラットフォーム)が必要になります。

 

ウェイトリフティングの指導者や経験者に教わらないと危険です。

 

恐らくその高校生はMax測定を行っていたということなので無理な重量でやったのでしょう、回避の仕方もわからずに肩関節に重量が無理にかかり脱臼してしまったと…

 

実際現場にいたわけでもなくどういう指導をしていたかもわかりませんが…正直… 指導者を疑います。

 

ウェイトリフティングの選手でもないのに、重い重量でケガをさせ本来の競技の練習がしばらくできなくなるんて愚の骨頂です。

 

百歩譲ってやるならば、軽い重量で反復させてやるなどに留めるべき。

 

私は胸でキャッチするクリーンで十分だと思っています。

 

パーソナルトレーニングやスポーツチームのサポートをしている友人に聞くと…

 

ある大学のラグビー部の別のトレーナーが学生にスナッチをやらせて事故になっていたと言っていました。

 

恐らく難易度が高く見た目も派手だからやらせたいんでしょうね、と言っていました。

 

私もトレーニングを教える事もありますが…

 

まず第一に考えるのは、ケガをさせないことです。

 

確かにスナッチは全身運動で瞬発力をつけるのには優れたトレーニングではありますが、ちゃんとした環境、指導者がいないとリスクが高すぎます。

 

あと治療をしていてよくあるのが、スクワットで腰が痛い、膝が痛いという相談。

 

スクワットはキングオブトレーニングと言われるように、足だけではなく全身の多関節種目の為、優れたトレーニングなので皆やりたがります。

ですが、スナッチほどではないにせよ難易度が高いトレーニングです。

無理な重さをやってケガをしてしまう人も沢山います。

 

私は…「無理にフリーウェイトをやらなくていい、マシンでトレーニングした方が安全だよ。どうしてもやるならパーソナルトレーナーに指導してもらうべき」と伝えます。

 

私自身も40代半ばにさしかかり、スクワットはアップの60キロを担ぐだけになりました。

 

重さはレッグプレス、レッグカール、レッグエクステンションのマシンで行います。

 

以前は200キロくらいを担いでました※もちろんフルではしゃがめませんが(笑)

 

ただ、年と共にケガもしやすくなり治りも悪くなるのでできるだけ安全にやりたいのです。

 

本来の自分の競技で極限まで追い込みその結果ケガをしてしまうのは仕方がない事…

 

でもパフォーマンスアップや健康維持の為にトレーニングをしているのに、それでケガをしていたらただのバカだよというお話でした。