本年2024年12月2日に健康保険証が廃止されるのに伴い、マイナンバーカードに健康保険証機能が実装されております。
弊所でもカードリーダーを導入し、従来の保険証と共にマイナンバーカードをご利用いただく事も可能です。
まあ、健康保険の適用範囲につきましては弊所は厳格にやっているので、大した請求額はありませんが…
マイナンバーカード移行、これはとても良い事ですね。
私の長文のブログをいつも読んでいる読解力がある方なら、当然マイナンバーカードを発行していると思いますが…
なんとなく作っていない、怖いという方は是非読んでいただければと思います。
マイナンバーカードを作るメリットを医療機関の視点から解説します。
メリット
①写真付きのためなりすましによる不正利用を防げる。
これは長年健康保険証を扱ってきて日々思っていた事です、初診の方が健康保険証に記載されている方かどうか実際のところわからないのです。
何故なら健康保険証には顔写真が付いていないからです。同年代で性別が同じであれば本人であるかどうか確認する術がないのです。
ある自民党若手議員から聞いた話では、安倍元首相に首相公邸に若手議員が集められお話をする機会があった時に…
主に外国人による健康保険証の不正利用を止めたいという事をおっしゃっていたそうです。
国民皆保険という安価に医療を受ける事ができるこの素晴らしいシステムを健康保険料を納めていない人間にタダ乗りされるのを止めたいという事でした。
私も若い頃に友人づて健康保険料を払っていない為、健康保険証を持っていないという人に会ったことがありますが…
病気したらどうするの?と聞いたところ「友達に保険証を借りるから大丈夫」と言っていたのを思い出しました。
まだ若く社会の事を考えていなかった私はその時は、ふーんそういう奴もいるんだくらいにしか思いませんでしたが…
今思えば、完全に詐欺だし皆が大変な思いをして払っている健康保険料を盗んでいるのと同じなんですよね。
昔からこういう事が横行していたわけです。
②保険証が変更になった時に失効した保険証による医療機関のとりっぱぐれを防げる
退職や転職をした際に健康保険証が変わるのですが、有効な新しい保険証が届くまでにタイムラグがある為古い無効の健康保険証を出す人が度々います。
これやられると医療機関は大変なんですよ、請求した療養費申請が保険証が無効だからと言って返ってくるのが半年後などになる為…
その時には携帯電話は解約してつながらない手紙を出しても引っ越ししてしまっており連絡がつかず…
ただでさえ安い健康保険料も入らないということが起こります。
連絡がついてもその人がいい加減な人間だとなかなか新しい保険証を持ってきてくれなかったりと大変な思いをします。
弊所は自費施術がメインの施術所なので健保でどうしても安く施術を受けたいという層が少なくなったので現在はそういうトラブルはなくなりましたが…
病院なんかはかなりの額の損害が発生していると思います。
③結婚・離婚で名字が変わってもすぐに反映される
これも②と同じ理由ですね。退職等していなければ同じ健保組合や保健者だったりするので再提出すれば入金されますが…
ここからは健康保険証ではないメリットになりますが…
④補助金などをすぐに受け取ることができる
これは健康保険証とは違いますが…銀行口座を紐づける事により、政府や自治体からの補助金の受け取りがスムーズになる。
補助金を配るのも事務手続き等でお金がかかるのです、これが銀行口座とマイナンバーカードが紐づいていれば早く、行政もコストをかけずに安価に国民に送金することができます。
⑤脱税を防げる
マイナンバーを記載させることにより副業等の脱税を防ぐことができる。
個人や法人の所得を一元管理する事により、脱税を防ぐことができるのです。
水商売の方なんて特に申告すらしてない人も多いと聞きます。
⑥不法移民を排除できる
マイナンバーがないと就職も困難になる他、背乗りなど他人の身分を利用して戸籍を乗っ取るなどをしづらくなるので治安が保たれます。
昭和の時代なんかは多かったようです。
⑦住民票や印鑑証明書などがコンビニで作れる
これ地味なメリットです、深夜帯など一部の時間はつくれませんが…忙しくて市役所や出張所に行く時間が無い人なんかは大変便利。
⑧相続の時に銀行口座や証券口座の紛失を防げる
亡くなった人がどこの銀行や証券会社に口座を持っているなんて家族が全部把握している人ってあんまりいないのではないかと思います。
しっかりした人は遺言に残しているのかもしれないですが、大体人は無意識に死ぬことなんてあまり考えないようにしているのでそうしたしっかりした人は少数派です。
マイナンバーがあればすべて紐づいているので相続もしやすいです。
中には通帳も廃棄されてしまい、何百万という預金が相続できずに埋もれてしまったなんて人は沢山いると思います。
これ以外にもメリットはありますが、主なところはこんなところでしょうか。
これに難癖つけて反対している医師もいるそうですが…
私にはただ単に不正がしにくくなるから嫌だと言っているとしか思えません。
また、反対派は不法移民が入るのに賛成していたりと日本人じゃないのかもしれないですね。
それでも心配な方もいると思うので、よくあるマイナンバーカードに対する不安点をあげて解説します。
①政府に個人情報を管理されるのが怖い
これよく聞きますね(笑)紐づける事により勝手に銀行口座を見られてしまうとか…
そもそもマイナンバーカードが無くても警察や税務署は、令状をとったり調査の必要性がある時は個人の銀行口座を調べることが可能です。
個人情報について不安な人はそもそもスマホ自体も使わない方が良いですよ(笑)今や一般的になったLINEも韓国の企業ですし、個人情報なんて筒抜けです。
そういう意味では個人情報を現代で厳格に守る事なんてほぼ不可能だと思います。
そもそも、マイナンバーカードを作成しなくても我々には個人番号が割り当てられているので…マイナンバーカードを作成しなかったり、作成して破棄したとしても番号はついています。嫌なら他の国に帰化した方が良いと思います(笑)
だったら、信頼できる政府にしっかり管理してもらった方が良いと私は思います。
②海外ではマイナンバーなんてない
これは本当にお笑いですが、Xなんかでも言っている人がいますね(笑)
確かにマイナンバーという名前ではありませんが、同じようなシステムは先進国であれば大体あります。
アメリカなんかは社会保障番号なんていいますね、国民登録番号や国民IDなんて呼ばれている国もあるようです。
③健康保険との紐づけが他人にされていたというミスがあったので信用できない。
確かにこれは大変な問題であり修正すべきところであるとは思いますが…
河野太郎さんがおっしゃっていたことなのですが、8000件のミスがあったと海外で言うと…
1億2,000万の人口がいて8,000件しかミスが無い事に驚かれるそうです。
日本は減点方式なので、何かミスがあるとギャーギャー騒ぐので新しい事がやりにくい国なんですね。
新しい事を始めたらある程度エラーがでるのは仕方ないんです。
でもそういう国民性だから、機械製品やサービスのレベルや品質が高いとも言えますが…(笑)
皮肉なもんです。
そのミスも上回るメリットがあると気づいた方が良いです。
こんなメリットがあるのに国は12月以降も資格証明書というものを使ってマイナンバーカードが無くても医療機関にかかる事ができるそうです。
いかにも日本らしいやり方。
資格証明書とやらに無駄なお金をかけ続けるわけです、作らない高齢者達はいずれ死ぬのでそれまで放置という感じですかね。
マイナンバーカードが無ければ健康保険を使って医療を受けられません、補助金や給付金も受け取れません、もしくは資格証明書だと5割負担ですという風にすれば誰もが作ると思うのですが…
レイヤーが違う話ですが、新型コロナウイルス感染拡大で場外馬券場に行けなくなった高齢の競馬ファン達が…一斉にスマホ購入を覚え利用率が増えたという話があります。
どうしても買いたくなれば高齢者でもスマホや新しい事を覚えるんです。
身体的に無理な方は行政がサポートすればよい話だと思います。
皆が払った税金や保険料を守る為のものなので、反対する人は怪しいと思った方が良いと思います。