接骨院といえば包帯と湿布のにおいなんて言われてた時代がありましたが…
今はサポーターやバンド固定が主流になり捻挫の時などでは包帯固定はあまり使わなくなりました。
修行中は業務後に院に残り何回もやり直しを命じられ練習したものです。
ですが包帯はただ巻けば良いというものではなく、適度な圧をかける事が重要になるのでテーピング固定の練習にもなるんですね。
一度使えば終わりのテーピングと違って何回でも巻き直せるのでコストもかからずに練習できるのです。
緩いと効かないし、締め付けすぎると血行不良などの原因になってしまうので意外に難しいのです。
しかも接骨院で使う包帯はゴムが入った伸縮包帯だけではなく伸び縮みしない綿の包帯を使うのでより難しいのです。
固定力はピカイチなのですが、いかんせん入浴する際などに外してしまうと普通の方では巻くのが大変なため包帯を使う機会はだいぶ減りました。
ですが、今でも骨折のシーネや硬性材料を使用した固定で使うんですね。
接骨院でも医師の同意があれば骨折・脱臼の後療(リハビリ)をすることができます。
昨今では骨折脱臼が疑われる場合は、患者さん自身が整形外科に行くためこれもだいぶ減りましたが…
捻挫や打撲と思って来院したり、とりあえず応急処置をしてもらう為来てくださる方もいます。
当院は連携がとれる整形外科があるので、処置後にそちらにお願いしてレントゲン等の検査をしてもらう事が可能です。
今は、慢性疾患などの自費施術がメインとなりましたが…
接骨院・整骨院を名乗る以上は外傷ケガの応急処置と包帯くらいは巻けないといけないかなとは個人的には思います。
あとは、当院では骨癒合を促進するために超音波治療器を使用し、その後ボディーシートを使って包帯部分をキレイにします。
私も子供の頃に前腕両骨骨折をした際に固定をしていたのですが、昔は今と違って石膏で固めてしまうため取り外しがきかないので皮膚がかゆくなってしまった経験がありました。隙間から棒を突っ込んでひっかいてましたね(笑)
外傷に対する施術は柔道整復師としてのアイデンティティでもあるので今後も続けていきたいと思います。